移籍2年目を迎える阪神オネルキ・ガルシア投手(30)が関西国際空港着の航空機で来日し、助っ人サバイバルを歓迎した。金髪モヒカンにサングラス、ヘッドホンを付けて、元気な姿を見せた。今オフに新外国人5人が加入し、球団最多の助っ人8人体制となった。この動きを問われると、「大歓迎です」と意に介さなかった。日本球界3年目で経験は十分ある。今季への自信をのぞかせた。

1軍の外国人4枠を巡り、投手、野手とも激しい競争が待っている。野手では4番候補ボーアや外野手サンズ、2年目マルテが争う。投手ではセットアッパー候補のエドワーズに、先発候補のガンケルがガルシアのライバルになる。「仲良くやっていきたいね。同じチームですから。助け合いながらやりたい」と、ムードメーカーらしく前向きに受け止めた。

中日から加入した昨季は先発の一角として期待されたが、終盤まで3勝8敗と苦しんだ。CS進出がかかったシーズン最終盤には「第2先発」として救援に回り、3連勝で輝きを取り戻した。今季の起用法については「チームに貢献という意味では、どちらを言われても問題ない」と先発、中継ぎにこだわらない姿勢を見せた。来日直前の14日には次女ミヤちゃんが誕生。「ゆっくり休めて、すてきな時間も過ごせた。しっかりトレーニングもできて、いいオフになった。新しい家族のためにも、頑張りたい」と、活躍を誓った。【奥田隼人】