日本ハム斎藤佑樹投手(31)が今季初の実戦登板で好投した。先発としてマウンドに上がり、2回を1安打無失点。チェンジアップ、フォーク、スライダーで4つの空振り三振を奪った。「カウントを整えていく中で、なんとかという感じですけど、いろんな球種を試せたので、とりあえずという感じで」と振り返った。

相手先発は阪神藤浪で、甲子園V腕対決となったことには「いいピッチャーですし、とても刺激になりますし、僕自身としては結果を出すしかない。今日に関しては、投げ合えたことがよかった」。ともに2回無失点と結果を残した。

投球の詳細は以下の通り。2回で37球を投げ、最速は2回2死二塁の場面で8番坂本に投じた5球目にマークした、138キロだった。

<1回> 1番木浪を右飛、2番近本をチェンジアップで空振り三振。3番高山を四球で歩かせたが、続く4番大山をフォークで空振り三振。

<2回> 5番糸原に右前打を許し、二盗も決められて無死二塁となったが、6番北條、7番陽川をスライダーで空振り三振。8番坂本は一邪飛に打ち取り、ピンチを脱した。