広島森下が初対外試合0封へ「力出せれば」3回予定

  • 床田(右)からアドバイスを受ける森下(撮影・栗木一考)

燕打線斬りでデビュー戦0封じゃ! 広島のドラフト1位森下暢仁投手(22=明大)が21日、初めての対外試合となる22日ヤクルトとのオープン戦(浦添)に向け、休日返上で沖縄・コザしんきんスタジアムで汗を流した。当日は先発で3イニングを投げる予定。注目の即戦力右腕がいよいよベールを脱ぐ。

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沖縄の日差しが照りつけるグラウンドにさっそうと現れた森下は、終始リラックスした表情だった。「体を動かしておこうかなという感じできました」。ウオーミングアップと最長約50メートルの距離でキャッチボールを実施し、約1時間汗を流した。「当日になればまた変わると思うんですけど、今は全然気にすることなくやってます」。プロ初めての対外試合を翌日に控えながらも、平静を保った。

ここまで順調に段階を踏んできた。18日初登板したシート打撃では最速150キロの直球と縦に曲がるカーブなどを武器に、チームの主力打者を手玉に取った。14人を相手に許した安打は鈴木誠に浴びた右前へのポテンヒットのみ。オープン戦の開幕投手を託した佐々岡監督は「ここまで順調にきている。投球も実力通りというか、本当に楽しみなところを見せてくれている。その中でどういう投球をするのか期待したい」とデビュー戦を心待ちにした。

ヤクルトは同一リーグなだけに、これから何度も対戦することになる相手。「初めての対外試合なので、しっかり結果を残すことと、今できる自分の持っている力を出せればいいかなと思います」。手の内を隠すことなく、全力で立ち向かう覚悟だ。明大時代も神宮を本拠地に構えるヤクルト戦を見る機会はなく、テレビで観戦した程度。「プロ野球選手たちと(試合を)やるなという感じです」とさわやかに笑った。

ここまで抜群の安定感で首脳陣、他球団のスコアラーを驚かせてきた右腕。1つずつ着実にステップアップを果たしてきたが「今までは味方に投げているだけだったので、これからの方が大事になってくる。次の結果が大事だと思います。目標は無失点? そうですね」と引き締めた。即戦力右腕の力を示す時が来た。【古財稜明】

 

ヤクルト高津監督(広島森下との対戦へ)「(攻略など)あまりそういう目では見てないが、新戦力のすごく大事な1人。もっと登板が重なって対戦する時はもっと深いところまで観察して研究していく。相手投手ですが、すごく楽しみにしている」