ヤクルトの4年目古賀優大捕手が、下克上を狙う。オープン戦日本ハム戦に途中出場し、2打数1安打2打点と打撃でアピールした。

昨年7月からバスターに挑戦し、低めの変化球を見極められるようになった。フェニックスリーグ以降は、通常のフォームに戻しているが「どうやったらバスター(のフォーム)に近いかを考えて、重心を落とすことを意識している。それが今の状態につながっている」と納得の表情だった。

この日は、先発マスクをかぶった新加入嶋の一挙手一投足に熱視線を送った。「投手に対して何度もジェスチャーを出したり、アドバイスも抜け目ない」と後ろ姿から学ぶ。高津監督は「ここまで見ていたけど、彼も徐々に成長している1人」と古賀を評価する。1軍キャンプには嶋、中村、西田、松本直と計5人の捕手がおり、開幕へ厳しい争いが続くが、必死にくらいつく。