日本高野連が5日、第92回選抜高校野球(19日開幕、甲子園)の無観客での開催へ向け、新型コロナウイルス対策を作り始めた。甲子園を経験したプロ野球選手は、球児にメッセージを贈った。

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▽ヤクルト雄平(東北で01年センバツ出場)「甲子園は、応援のつくり出す雰囲気を含めて名物だと思います。選手も1試合に全てを懸けているし(無観客は)仕方ないことですが残念。地方大会とは違う大観衆は力になりました。今回は、みなさんテレビを通じて応援していると思うので、選手はその気持ちを知ってプレーしてほしい」

▽ヤクルト森岡内野守備走塁コーチ(明徳義塾主将として02年夏に優勝)「(当時は)野球部員が多かったので、スタンドの部員の応援がすごく力になった。部員の分まで頑張ろう、と思いました。声援はあった方がいいですが、センバツでプレーできることに意義がある。球児には、尽力してくれている周りの人に感謝をしてほしいです」