今年も育成の星が誕生した。ソフトバンクは16日、ともにプロ3年目で育成選手の尾形崇斗投手(20)、リチャード内野手(20)と支配下選手契約を結んだ。背番号は尾形が「39」、リチャードは「52」に決まった。ともに推定年俸は600万円。

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尾形は球団の2枚看板を目標に掲げた。背番号が39に決まり「最初に思ったのは森さんと千賀さんの間だなと思ったので、そのおふた方に少しでも近づいて追い越せるようにと思いました」と背番号41のエースと38の守護神の名前を挙げた。

将来像でイメージするのは名前だけで相手をねじ伏せる投手になることだ。「具体的には千賀さんのように、登板する時点で相手チームが憂鬱(ゆううつ)になるというか、絶望を与えられるような投手になりたい。最後に森さんが出てきたときに、9回に点差がなくても『負けた』と思わせられるような投手になりたい」。

まずはリリーフでの開幕1軍入りが目標だ。「先発への思いもあるけど、毎日投げたいし、毎日試合に投げたい思いがある。できるだけ毎日勝負がしたい」。投球時に「オリャー」と叫ぶように闘争心を前面に出し、争いに勝つ。