3年目の阪神島田海吏外野手が今季実戦1号を放った。5回に代走から出場。最初の打席となった7回に先頭で梅野の141キロ高め直球を右翼席へ運び「高めに苦手意識があって、最近課題をもって練習に取り組んでいる。それが結果につながった」と笑みを浮かべた。

鍛錬の証しだった。昨年11月に参加した台湾でのアジア・ウインターリーグでは16試合に出場して打率3割5分6厘、本塁打はリーグ最多タイの3本。「強く振るというのは台湾でやってきた。大振りと勘違いしてはいけないけど強く振るというのは打席に立った時に一番意識している」。1軍ノーアーチの24歳伏兵は台湾、キャンプを通じてめきめきと力をつけてきた。「相手投手に怖いなとちょっとでも思わせないと」。21日には23歳の植田が人生初の満弾。2日連続で若虎が輝いた。