最速154キロ右腕の楽天ドラフト5位、福森耀真投手(22)のデビューが近づいてきた。

オリックスとの練習試合が悪天候により中止となった22日、楽天生命パーク内の室内練習場でブルペン投球を行った。伊藤投手チーフコーチが見守る中、同3位の津留崎、同6位の滝中と並び、力強い球でミットを鳴らした。

1月の新人合同自主トレから体調不良で出遅れ、キャンプは2軍で終えた。キャンプから1軍帯同を続ける同期入団の2投手の奮闘ぶりはチェックしていた。21日に1軍初合流。「悔しい気持ちはありましたけど、焦らず自分は自分でマイペースでやっていければと。追いついたとは思ってないですけど、横で投げられて少しは同じところには来られたなと思いました」と募る思いも口にした。

教育リーグでは4試合に救援登板し、4回無失点。153キロも計測した。24日からの日本ハム2連戦(札幌ドーム)での1軍初登板に、伊藤コーチは「チャンスがあれば」と話した。馬力十分なルーキーは「簡単には抑えられないと思いますが、真っすぐがどこまで通用するかは経験したいところなので、どんどん押していきたい。中田翔選手と対戦してみたいです」と目を輝かせた。