ロッテ井口資仁監督(45)が、新加入の鳥谷敬内野手(38)のレギュラー獲得を期待した。5日、球団公式SNS上で応募された質問に回答。3月10日の入団以降、2軍調整する鳥谷について「当然、レギュラーを奪うつもりでやってほしい」とコメントした。

一塁井上、二塁中村奨、三塁レアード、遊撃藤岡と各ポジションに本命はいるものの、井口監督は鳥谷起用について「内野は全ての場所で当てはまる可能性がある」とした。「代打とか守備からとかは全く考えていない」と明言。阪神で通算2085安打を放ったレジェンドを、あくまでもレギュラー候補の1人の認識でいることを強調した。

ライバルとなる若手にも、ベテランから学ぶことを求める。指揮官は「1軍の試合に出続けるというのは本当に大変なこと。それを彼はずっとやっていた。どんなことがあっても出続ける姿勢を見てほしい。若い選手はどんどん質問をしてほしい」と願った。自主練習が再開されれば、本拠地ZOZOマリンで練習する見込み。鳥谷がいよいよ存在感を高め始める。