3月下旬に新型コロナウイルス感染が判明し、その後すでに病院から退院していた阪神長坂拳弥捕手(25)が23日、兵庫・西宮市内の球団施設内で代表取材形式による会見を行った。

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長坂も反省の弁を口にした。「ファンの皆様をはじめ、球界関係者の方々、多くの方々にご迷惑とご心配をおかけしてしまったので、本当に申し訳なかったと思っています」。自粛ムードが高まる中、3月14日の食事会に参加したことについては「複数人が集まる会食というのは分かっていたので、そこは参加はしない方が良かったな、と。軽率だったなと思います」と語った。

今後については「プロ野球選手としての自覚、社会人としての自覚をもう1度しっかり持って、これから生活していきたいなと思います」。退院した際に矢野監督と電話で話し、「これからが大切だから頑張っていこうな」と言葉をかけられたという。

選手寮で生活しており、退院後は関西圏のホテルの自室で待機していた。24日からの自主練習もホテルから鳴尾浜に通うという。さらに「寮の方々には本当に迷惑をかけてしまったのはありますし、僕自身も社会人として自立しないといけないと思うので、寮を出て1人暮らしを始める予定です」と近日中に退寮すると明かした。