オリックス後藤駿太外野手(27)が子どもの日の5日、全国の子どもたちに向けて「楽しく毎日を過ごして」と願った。男の子2人の父親で「自分の思う道を素直に歩んで、やりたいことを一生懸命にやり続けてほしい」という教育方針で育てている。開幕を待ちわびる今の気分転換は「子どもと庭で遊ぶことです。やっぱり子どもが一番ですね」と子煩悩な素顔を見せた。

自分自身の子どもの日の思い出は、風の中を泳ぐ5メートル近い大きなコイのぼり。20メートルもの高さのポールに両親が結びつけてくれたコイのぼりの姿は、今も楽しい、美しい思い出として残っている。新型コロナウイルス感染拡大で、全国の子どもたちも学校で友達と会えず、外で遊ぶ際にも密集を避ける状況は続いている。「今は制限も多く、大変。必ずこの状況が収まって、また外で思いきり遊べる日が来ると思いますので、今は我慢して、一緒に頑張りましょう」とSTAY HOME継続を呼びかけた。

この日は大阪市内の球団施設で打撃、守備などの自主練習に打ち込んだ。プロ10年目の区切りのシーズンに向け「とにかくキャリアハイの成績を残したい。中途半端ではなく、自分が納得できる打席、試合を少しでも多くしたい。とにかくたくさんチームに貢献できるように頑張りたい」と決意。14年は127試合に出場して、自己最高の打率2割8分、5本塁打の成績を残しており、更新を目指す。