楽天鈴木大地内野手(30)が11日、楽天生命パークでの自主練習後にオンライン取材に対応した。

チームは8日から球団施設を開放し、自主練習を再開。鈴木大自身は3度目の自主練習を行い「自粛期間は体を動かせる範囲では動かしましたが、正直、体的にはキャンプ前、オフ期間くらいになっている。いつでも行けます、という状態ではないですが、そんなことは言っていられない。けがをしたらおしまいなので、やれる範囲で徐々にやっていきたい」と状態を示した。

活動休止中はもどかしさも抱いた。「イーグルスはずっと活動休止していて、他球団の練習の状況は入ってくる。焦りはもちろんありましたが、逆に普段ここまで一緒にいられない家族と一緒にいることもできました」と我慢をプラスに変えた。「世の中の方々がすごく苦しんでいて、一番大事なことはもちろん命。元気でいること。そういうことを考えると野球をやりたい気持ちは常に持っていましたけど、大事なのはそこじゃないなと。だからこそチームとして完全に球場に来ることをやめて、まず自分のため、周りの方々のために自粛をしようという行動をとっていたので、理解をしていました」と最善を尽くした。

来るべき時に向けて準備は怠らない。「久しぶりにやって、いきなり休止前の体に戻るとは思っていない。焦りすぎて階段を飛び越えてもけがをするだけ。けがをしないで目の前のやれることをやる。引き続き感染しないことを徹底していかないといきたい」と気を引き締めた。