阪神近本光司外野手(25)が追加点となる2点適時打を放った。

3点リードの4回2死二、三塁。広島先発のエース大瀬良が投じた内角高め150キロ直球を引っ張り、右前に運んだ。

「無死で作ってくれたチャンスでしたし、あそこで1点取れるかどうかで大きく流れも変わってくると思うので。なんとかランナーをかえすことができて良かったです」

打席前まで得点圏は9打数無安打だったが、10打席目でようやく1本が出た。3回の第2打席でも犠飛を放っており、ここまでで3打点とした。

開幕から不振に苦しみ、試合前までの打率は1割4分9厘。雨天中止となった3日の練習ではベテラン福留にアドバイスをもらい、復調のキッカケを必死に探していた。チームにも明るい一打となった。