中日のストッパー岡田が無残に散った。

8回、代打A・マルティネスの同点打と押し出しでついに逆転に成功。9回、満を持してマウンドに立ったが1死満塁のピンチを招き、山崎に逆転打を浴びた。さらに村上にトドメを刺され、途中降板となった。

守護神はこの3連戦すべてに登板。7日は、延長10回に登板した岡田が4四球で1点を失い、その裏に代打の野手不在で惜敗。ベンチワークのミスをクローズアップする結果ともなった。前日は同点の9回に登板し、無失点でバトンを渡すも引き分けに終わった。チームの課題だったストッパーに指名された岡田の不安定さが、チーム成績に表れつつある。この3連戦2敗1分けで、借金は3に膨らんだ。

与田監督は岡田について「見ての通りになると思いますが、起用しているのは監督の責任。使う側としての信頼は変わらない」としたが「現状は現状で見ていかないといけない」と厳しい見方も示した。試合前には開幕から3試合、先発として唯一安定した結果を残していた柳の離脱が判明。10日からの有観客試合を前に与田中日が厳しい局面に立たされた。【安藤宏樹】