ソフトバンク王貞治球団会長の早実時代の恩師で、東都リーグ中大の監督として全日本大学選手権で3度優勝した中大・宮井勝成(みやい・かつなり)総監督が7日、死去した。94歳。早実(東京)では王投手を擁して57年センバツで優勝。59年から中大監督に転じ、93年まで指揮。東都大学リーグで8度優勝した。

監督として高校、大学で日本一を経験し、中大では小川淳司(現ヤクルトGM)石渡茂(元近鉄)らを育てた。

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ヤクルト小川GM 今年1月の新年会でお会いした際はお元気だったので、驚きました。今でもプロ野球界に携われているのは宮井さんのおかげで、恩人です。高3の時に、中大の学長と一緒に習志野まで来ていただき誘っていただいたこと、全然打てなかった私を1年から試合で使い続けてくれたことが思い出です。