ヤクルトの強力打線が、お目覚めだ。今季初の6連打を含む16安打で、今季最多14得点。12カードぶりの初戦白星で、今季2度目の3連勝。高津臣吾監督は「つながりや、ここ1本というところで出始めているのがいい傾向。長打も出始めたし、すごくいいつながりになってきた」と振り返った。

1点を追う5回、まず2番青木が右前打で、山田哲が逆転の9号2ラン。さらに村上が三塁打を放つと、西浦はバットを折りながら適時左前打。坂口、エスコバーも続き6連打で一挙5点を奪った。

今季当初は2番山田哲、3番青木の打順だったが、8月下旬から入れ替え。下位打線もつながらない状況に、打順は日替わり。「なかなか難しいですね、打線のつながりは」と悩んだ。試行錯誤し、つかんだきっかけ。山田哲は「ベンチでもすごく声が出ていて、勝てるぞという雰囲気も出てきている。1戦1戦やっていって、借金を減らしていきたい」と上昇を狙う。

▽ヤクルト西浦(3試合連続の5番起用で3安打4打点) (5回は)走者をかえしてやろうと思って、強い気持ちで振りにいった。明日も打線でしっかり援護できるように頑張りたい。

▽ヤクルト西田(2回に4号2ラン) ストレートに力負けせず、しっかりと自分のスイングで打つことができました。

▽ヤクルト村上(7回にダメ押しの14号3ラン) バッティングカウントだったので、しっかりと自分のスイングをすることを意識しました。

▽ヤクルト・スアレス(先発し6回4失点で3勝目) 全体的に良い投球が出来たと思う。菊池(涼)選手に打たれた本塁打は完全な失投だったのでとても悔しい。山田(哲)の逆転2ランからこれ以上、点をやれないと強い気持ちをもって投げました。