西村康稔経済再生担当相が、観客数の上限を1万9000人に引き上げた東京ドームを訪れ、プロ野球の新型コロナウイルスの感染防止策を視察した。試合前に、巨人原辰徳監督とコロナサポーターの菅野智之投手が面会した。

原監督は「何よりプロ野球はファンあってのプロ野球。今日は待ちに待った日になりました。これからも気をつけてですね、しっかりと我々も対策をして、野球を楽しんでもらおうと思っております」と言った。同担当相は「斉藤コミッショナーとも何度もやりとりをして、段取りを踏んでですね、ここまで来られましたので、是非盛り上げていただければと思います。菅野選手にもメッセージをいただきまして、非常に多くの人に伝わっていると思います。丸選手、岡本選手、田口選手にも発信していただきまして、私のホームページでも紹介して、非常に好評で、多くの人に伝わっていると思います」と感謝した。

西村経済再生担当相は高校時代は野球部に所属し、原監督は憧れの選手だったという。「弱いチームだったんですけど、それでも練習試合は13勝17敗くらいで、けっこうやってましてですね。すぐ負けるんですけど、兵庫県ですので、開会式を甲子園の土を踏んでやりまして。(原監督は)憧れていた大選手です。失礼かもしれないですけど、時々、顔が(原監督に)似ていると言われるんですよ(笑い)。雰囲気が」と告白。原監督は「僕に似ているということは(菅野)智之にも似ているということですね」と笑った。球場内の視察については「よく見ていただいてですね、何かご指導あるならば言っていただいて。選手の健康管理というものは、監督という立場で非常に頭が下がる思いです。外出も避け、本当に野球をしっかりできるという環境を常に整えておくという点においては、ジャイアンツのみならずですね、野球人は本当に頑張っていると思います」。

西村経済再生担当相は「本来でしたらいろいろな世界の方々とのお付き合いもあるでしょうけど、なかなか今はそれができないと思います。野球に打ち込んでおられる姿に敬意を表したいと思います。是非、国民の皆様に夢や希望や楽しみを与えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします」と言った。