西武中村剛也内野手が史上8人目となる同一球場200本塁打を達成した。4回先頭で、左翼席へ運んだ7号ソロがメモリアル弾となった。「打ったのはストレート。この球場で200本のホームランを積み重ねてこれたことを誇りに思います。本拠地200号、打ててよかったです」と、記念の1発を振り返った。

ドーム球場に改修される前、秋山幸二、清原和博ら名だたる大打者もたどり着かなかった大台。グラウンドも両翼5メートル、中堅2メートル拡張されながら達成した。中村が外野席へアーチを運ぶ瞬間は、いつもファンと一緒。「ホームランを打った時にはいつでもファンの皆さんの声援や歓声がありました。感謝したいです」。人数制限を5000人から1万人に緩和して3試合目。喜びを分かち合った。「また次の1本を打てるよう頑張ります」と、201本目に目を向けた。

▼中村が4回に7号ソロ。中村の本塁打は通算422本目となったが、メットライフドームではこの1発が通算200本目。同一球場の最多本塁打記録は王(巨人)が後楽園球場で記録した413本で、同一球場で200本以上は、後楽園球場の王と長嶋(巨人)大阪球場の野村(西武)と門田(ダイエー)広島市民球場の山本浩(広島)と衣笠(広島)東京ドームの阿部(巨人)に次いで8人目になる。