広島は26日、育成選手だった藤井黎来投手(21)と支配下選手契約を締結したと発表した。今季は2軍で15試合に投げ、0勝1敗、防御率0・87。背番号は121から58に変更された。

右投げの藤井黎は大曲工高2年夏に甲子園出場し、3年夏の県大会ではノーヒットノーランを達成した。中村奨成捕手や遠藤淳志投手らと同じ17年のドラフトで育成2位で指名を受け、広島に入団。2年目の昨季は投球フォームを2段モーションに変更し、1軍秋季キャンプに同行した。3年目のシーズンで結果を残し、目標だった支配下選手契約を勝ち取った。「素直にうれしいです。やっとスタートラインに立てたという気持ちと、今まで約3年間支えてくれた監督やコーチ、親にしっかり感謝したいと思います。今の目標は、1軍で投げることです。これからはチームの勝ちパターンで投げられるような選手になっていきたいと思います。チームに1試合でも多く貢献できるように頑張りたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします」。球団を通して、喜びのコメントを出した。