阪神矢野燿大監督(51)が審判団と言い合う場面があった。1-2の8回裏、投手交代を告げにいくと、審判団に何かを問われ、口論に発展した。7回表に阪神は小幡の本塁憤死についてリクエスト。審判団が、リプレー検証中、阪神に外部との情報伝達があったと指摘したためだった。

矢野監督のこの件に関する一問一答は以下の通り。

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-審判とは

矢野監督 誤解というか、記者の人が、チカ(近本)に声かけて、ビデオ判定のときに「セーフなんじゃない」とかというのを、チカが一樹(井上打撃コーチ)になんかセーフっぽいですよ、というのをやっていたのか、俺ら分からんよ、それは。テレビに映ったのかどうか分からんけど、審判の人が、外部からの情報の伝達みたいなことを言うから、そんなん俺らするわけないし。俺の意見としてはね。審判の人も分かるんだよ。気分良くないわな。そら俺らはテレビ見てないから。それがもしあったとしたら、外部の情報の伝達って、そんなことで試合の中で、影響ないと思うのよね。それなら試合後に誰がどうやっていたとか、わざわざ止めてまで。あそこで「試合を止めてまで、せなあかんことですか」と言って。それやったら試合終わった後に「何していたんですか?」「外部の情報なりますよ、どの記者がやっていたんですか?」というのを後から、俺はやればいいと思うんだけど。あそこでやって、こっちがやっているみたいに言うから。一方的にというか、向こうも感情があるからさ。審判の人もやっぱり自分らが判定する前にそういうこと言われると、気分も良くないだろうし。向こうの気持ちも俺は理解しているんだよ。理解しているんだけど、こちら側のことでは、それが何か試合に影響するような外部の情報でもないし、何か俺らがズルすることなんかないわけよ。そういうふうに言われているような感じがするから。まあ、まあでも最後はちゃんとそれを説明したし、向こうもそれを理解して、お互い分かったということなんでね。ビデオ判定した時点で、委ねるというか、そこで任せているわけなんでね。まあまあ最後はちゃんと何というのかな。お互いの気持ちが理解できた中で、できたかなと。審判の人の気持ちも分かったし、俺らの気持ちも分かってくれたから良かったんじゃないかな。