26歳のオールドルーキーが、本拠地デビューだ。22日に支配下登録された日本ハム育成2位の樋口龍之介内野手は、29日から始まるロッテ3連戦(札幌ドーム)に向け「試合に出られるかは分からないですけど、与えられたところで頑張るだけです」と、口元を引き締めた。

23日に1軍初昇格し、同日の西武戦で2打数1安打2四死球と鮮烈なデビューを飾った。ここまで出場4試合で打率2割5分。先発出場に限れば、全3試合で安打を放っており、打率3割3分3厘とアピールを続けている。

イースタン・リーグでは本塁打、出塁率で2冠。バットコントロールに優れ、打球をヒットゾーンへ飛ばす姿は、左右は違えど横浜の先輩“打撃の申し子”近藤とかぶる。札幌ドームは中前打を放った3月4日のオープン戦(対巨人)以来。「惜しい当たりではダメ」。当時は無観客だったが、今度は本拠地ファンの前で、しっかりと爪痕を残す。