DeNA梶谷隆幸外野手が一挙4安打で、4年間一緒にプレーした先輩と肩を並べた。

ヤクルト戦の4回、この日3安打目となる左翼ポール際への16号アーチ。これで月間40安打とすると、6回には右中間への二塁打。90年パチョレック、96年佐伯貴弘と並ぶ球団タイ記録の月間41安打をマークした。今月7度目の猛打賞も球団タイ記録。

「僕の尊敬する佐伯さんに肩を並べたのはすごい喜ばしいこと。コツコツ自分のことを必死にやっていた。ああいう野球を一生懸命やっていた方と同じ記録ができたのがすごいうれしい」と笑顔を見せた。

今季12度目の猛打賞、4度目の4安打で打率も3割2分まで上昇。好調の要因は1月からずっと取り組んできたという逆方向への打撃だという。この日も本塁打と1打席目の安打はレフト方向。「1月から徹底してやってきた。そこが少しずつでも身になってきている」と手応えを口にした。ラミレス監督も「球を良く見て、引きつけてしっかり捉えることができている。だから逆方向に打てる」という。首位巨人の背中は遠いが、梶谷は先輩佐伯のように日々懸命にバットを振り続ける。【千葉修宏】

▼梶谷が4安打を放ち、今月通算41安打。DeNA選手の月間41安打は90年8月のパチョレック、96年5月の佐伯に並ぶ球団最多となった。月間7度の猛打賞も07年8月の金城に並ぶ球団最多。30日のヤクルト戦で、2リーグ制後のプロ野球最多となる月間8度に並ぶことができるか。

DeNA坂本(球団では86年相川以来の新人で開幕から無傷の3連勝)「先頭打者に本塁打を打たれた後、うまく切り替えることができず追加点を与えてしまいました。投球リズムも悪く守備の時間が長くなってしまったことは反省点」