中日与田監督に続投要請へ 球団「強くしてほしい」

  • 5試合連続完投勝利を決めた大野雄大(右)を出迎える与田監督(2020年9月1日撮影)

中日与田剛監督(54)の来季続投方針が19日、明らかになった。球団首脳が「この時期に貯金4は十分に頑張ってくれている。(来季も)期待している」と明言。近日中に3年契約3年目への続投要請が行われる。与田竜は現在は2位を堅守。残り17試合で8年ぶりAクラス入りへ全力を尽くす。

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来季、10年ぶりのリーグ制覇は与田竜で挑む。与田監督就任2年目の今季、コロナ禍による異例のシーズンながら現在2位をキープする。17日までは今季最長の7連勝を記録し、Bクラスからの脱出、8年ぶりAクラスフィニッシュも視野に入れた。

首位巨人に11ゲーム差をつけられているが、球団首脳は「(与田監督は)よくやってくれている。あまり補強もできなかった中、この時期に貯金4は十分、頑張ってくれている」と評価。近日中に3年契約3年目への続投要請が行われる見込みだ。昨年は白井前オーナーの体調不良で未開催だったオーナー報告も再開される。今季の全日程終了後に大島宇一郎オーナー(56)に指揮官自ら終了報告を行うことも明らかになった。

今季はドラフト補強以外ではロドリゲス、ゴンサレス、シエラの格安助っ人を獲得しただけ。開幕のヤクルト戦で4年ぶりの白星発進を決めると、開幕カードを8年ぶりに勝ち越した。序盤こそ順位が低迷したが、昨季最優秀防御率のエース大野雄を軸に、福谷が先発として覚醒。昨季トレードで獲得した松葉や2年目勝野、ロドリゲスらがローテーションを支えた。また中盤からはリリーフの福、祖父江、R・マルティネスによる必勝の方程式が確立。6回終了時リードした試合での連勝は33まで伸びた。攻撃面でも昨季は阿部をレギュラーとして起用し、今季は正捕手候補に木下拓が台頭。A・マルティネスも攻撃的助っ人捕手として育成から昇格させた。

同球団首脳は「若い選手を起用して、今後もチームを強くしてほしい。(来季も)期待している」と話す。3年目の来季は梅津、根尾、石川昂ら若竜育成による戦力アップでV奪回に期待を寄せた。

◆与田剛(よだ・つよし)1965年(昭40)12月4日生まれ、千葉県出身。木更津中央-亜大-NTT東京を経て89年ドラフト1位で中日入り。1年目から抑えに抜てきされ、90年は31セーブで最優秀救援投手、新人王を獲得。その後は故障に苦しみ、96年途中からロッテ、日本ハム、阪神と移り00年に引退した。解説者を経て、09年にはWBC投手コーチで2大会連続世界一に貢献。16年から楽天コーチ。18年オフに中日監督就任し、1年目は5位に終わった。通算148試合、8勝19敗59セーブ、防御率4・58。20日現在の監督通算成績は119勝120敗7分け。182センチ、94キロ。右投げ右打ち。