鷺宮製作所(東京都)が2枚看板リレーで、ジェイプロジェクト(名古屋市)に快勝した。今季から指揮を執る岡崎淳二監督(48)の都市対抗初戦を飾った。

最速151キロ右腕の平川裕太投手(24=国際武道大)が先発し、5回3安打1失点5奪三振。6回からは左腕の野口亮太投手(27=仙台大)が登板し、4回1安打無失点で試合を締めた。

平川は今秋のドラフト候補に挙げられていたが、指名はなかった。岡崎監督からは「平川は予選の途中から調子が上がってきた。これを維持しできたら、来年チャンスはある」とエールを送られた。

ドラフト会議から約1カ月経過してのマウンドだったが、緩急を使い、冷静に打ち取り続けた。現役時代投手として活躍した指揮官からも「うちの大黒柱であり、社会人を代表する投手」と絶大な信頼を寄せられる。チームを優勝に導き、来秋のプロ入りへ向けてアピールをしていく。