楽天石井一久ゼネラルマネジャー(GM)兼任監督(47)が27日、来季の守護神に昨季のセーブ王、松井裕樹投手(25)を起用する方針を明らかにした。

松井は今季、新人年以来の先発に再転向していた。先発で10試合に登板し3勝3敗、防御率3・66を記録。9月30日ソフトバンク戦からブルペン待機し、10月1日ソフトバンク戦で救援登板した。25歳の誕生日となった10月30日ロッテ戦で402日ぶりのセーブを記録した。今季は通算25試合に登板し4勝5敗2セーブ8ホールド、防御率3・18を記録した。

石井GM兼任監督は「来年は抑えをしっかりとやってほしいと思います。そこを勝ち取ってほしい。彼にはそのポジションをやっていただきたいと思います」と話した。「先発にトライしたいという彼の気持ちを考えて今年は始まった。先発をやったことが彼の野球人生にとって遠回りではない。先発とリリーフではストライクの取り方が違う。来季抑えに取り組むにあたって、いろんな引き出しを作って今年のシーズンを終えることができた」とさらなる飛躍に期待を込めた。