DeNAからドラフト5位で指名されたヤマハの池谷蒼大投手(21=静岡)が、好救援でチームの勝利に貢献した。8回に3番手で登板し、1イニングを無失点。140キロ台前半の直球を勝負球に、先頭から3者連続三振を奪った。

9点リードの場面でマウンドに上がったが「いい緊張感の中で、しっかりと腕を振って投げることができた」と納得の表情。9月の東海地区予選では先発も任されたが、今大会は主に中継ぎ起用の方針を首脳陣から示されており「自分に任された仕事をやるだけなので、自分らしい投球でチームに貢献したい」と話した。

プロ入りに向けては「自分の長所はまっすぐだが、プロでは打者のレベルも高くなる。まっすぐを生かしながら、変化球も磨いていきたい」。だが、その前にヤマハでの最後の仕事に目を向け「どんな場面でもまっすぐを中心にキレのある球を投げ、チームの勝利に貢献したい」と意識を集中させた。