中日の19年ドラフト1位石川昂弥内野手が初の契約更改交渉に臨み、225万円減の1275万円でサインした。

ルーキーイヤーの今季は1軍で14試合に出場し、36打数8安打1打点の打率2割2分2厘。本塁打は0に終わった。石川昂は「プロの球に力負けをすることが多かった。オフは数多く振って、ウエートトレで振る力をつけたい」と、2年目の飛躍をにらんだ。

加藤球団代表は「(石川は1500万円の)即戦力契約だったのでダウン」と説明。今オフの更改では、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、期待料などの情状抜きで査定通りの現実的な金額提示が続く。開始から2日連続で保留者3人を出した竜の銭闘は、3日目は7選手全員がサインし、保留者ゼロで終えた。(金額は推定)

◆高卒2年目の減額 最近10年で200万円以上の減額は、20年根尾昂(中日)の200万円(1500万円→1300万円)しかいなかった。石川昂の225万円は09年中田翔(日本ハム)の300万円(1500万円→1200万円)以来のダウン額になる。