巨人19年ドラフト4位の井上温大投手(19)が5日、川崎市のジャイアンツ寮で契約更改に臨み、現状維持の540万円でサインした。

今季は3軍スタートで経験を積み、7月26日のイースタン・リーグ、ロッテ戦で公式戦初登板を果たした。5先発含む9試合に登板し、1勝1敗、防御率4・80だった。「球団からは『来年、再来年以降に1軍の先発投手として活躍してほしい』という話をされました。来年は1軍で初登板して勝利できるように頑張りたいと思います」と笑顔をみせた。

イースタン・リーグでは、3試合連続(2先発)無失点と調子を上げて今季を終えた。シーズン序盤は直球に狙いを絞られ痛打されていたが、変化球でも直球と同じ腕の振りを意識した結果、打ち取れるようになった。「最初は通用するかな? という気持ちでやってたんですけど。後半になるにつれて自分に自信がついてきた」。

今オフの課題は直球のスピードアップで「1球でも構えたコースから甘く入ると捉えられてしまう。甘く入っても打たれないストレートを投げたいと思います」。ウエートトレーニングや食事量を増やし、最速147キロ左腕は150キロを目指す。(金額は推定)