今季限りで西武を退団した野田昇吾投手(27)が現役引退を決断したことが14日、分かった。

現役続行を希望し7日に合同トライアウトを受けていたが、この日までを区切りとした。「やり切りました。家族や妻、ファンやたくさんの方々のおかげで、ここまでやることができたと思います。感謝してもしきれません。この気持ちは忘れずに、次のステージに向かいたいと思います」と、5年間のプロ生活に終止符を打つ。

15年ドラフト3位で西濃運輸から西武入りし、1年目から中継ぎ左腕として活躍。2年目に初勝利を挙げると、18年に58登板でチームの10年ぶりリーグ優勝に貢献した。「今でもあの優勝の喜びは忘れられません。一生の宝物です」。トライアウトでは福岡出身で同郷の新庄氏にあいさつし「好きなことをして生きろ!」とエールを受けた。今後については「妻と話し合い、進む道を決めたいと思います。少し時間はかかりますが、助け合いながら歩んでいきます」と第2の人生に向かう。