西武の仲三河(なかみがわ)優太外野手(18=大阪桐蔭)が、「出世部屋にも3年計画」で成長を遂げる。14日、埼玉・所沢での新人合同自主トレ後にオンライン取材に応じた。ティー打撃などでは、高卒ながら鋭いスイングを披露し「スイングスピードを誰よりも速くすることを心がけてやっている。まずは、1年目はけがしない体を作って、最終的にはタイトルを取れるような選手になりたい」と強気に話した。

入寮した若獅子寮では昨季新人王を獲得した160キロ右腕・平良海馬が使っていた部屋に入った。仲三河と同じ高卒3年目でセットアッパーを託され、ソフトバンク柳田からも“ライバル視”されるほど。「自分の前に住んでいた方がそういう方。3年後に新人王取られたので、自分もじっくりやって、その部屋にふさわしいような記録を作れたら」と、3カ年計画で成り上がる。

特技はナノブロックという異色の趣味を持つ。中学時代にはまって「1ミリくらいのパーツで、指先とか脳を使う。細かく集中する作業。そういうところから集中力がついた」と野球にもつなげている。同じ施設で自主トレを行う、名門・大阪桐蔭の先輩である中村剛也内野手や岡田雅利捕手にあいさつ。名だたる先輩に負けじと、焦らず着実に階段を駆け上がる。