ロッテ唐川侑己投手は、魔球カットボールの強化を惜しまない。「もっと強くリリースする、体をもっと強く使うことはできると思うので」と、1月の自主トレでもホップ率向上へ鍛錬を続けていた。

柔軟な体をより正しく使えるように。「骨盤や肋骨(ろっこつ)、肩幅が正しいポジションで動くこと。ヨガを取り入れて、より深めて今できていると思います」と励む。春先にコンディション不良になりがちな傾向を見つめ直し、同時にカットボールの出力アップも試みている。

1月の調整に温暖なニュージーランドを好み、去年は単身トレを行った。今年はコロナ禍で5、6年ぶりという国内トレ。益田、岩下らと合同で行い「みんなで刺激し合いながらできたのはプラス」と結束も強まった。「とにかく最大限のパフォーマンスを出せるように」とゆっくり牙をといでいる。【金子真仁】