オリックスに新加入した能見篤史投手兼任コーチ(41)が26日、先発調整する方針を明かした。「(年間を通して)うまく回れれば。キャンプでは例年通り、先発するつもりで球数は投げようと思います」と語った。

この日は大阪・舞洲の球団施設で自主トレを行い、ブルペンで捕手を座らせた状態で直球のみ61球を投げた。「ある程度、形として仕上げてくるというのは目標において、沖縄で(12日間)自主トレをしてきた。向こう(沖縄)と比べたら、球数自体は半分以下。ブルペンに入ったり、バッピ(打撃投手)をしたりしてトータル的に150(球)ぐらいは投げていた」。1月に150球ほど投げるのは、異例。笑顔に自信があふれた。

先発マウンドに上がれば、18年5月以来3年ぶり。今季42歳を迎える左腕は「1年目という気持ちでキャンプインする。また戦力になれるように、元気な姿を見てもらえるように頑張りたい。全然、元気。投げることに不安はない」と胸を張る。

先発に起用されれば、登板日以外は兼任コーチとしてブルペン待機が可能。プレーにもコーチングにも集中しやすくなる。プロ17年目は二刀流として、新天地で再スタートを切る。【真柴健】

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