西武辻発彦監督(62)が、宮崎・南郷キャンプ“第1クールMVP”に、先発転向を志願した平井克典投手を挙げた。質問を受け、熟考しながらも初日からブルペンで102球投げ込んだ右腕に「投手の中ではアピールしたんじゃないかな」と評価した。先発転向するために、球数を自ら課している平井。4日の第1クール最終日には打撃投手で登板した後にもブルペンで投げ込んだ。

ワインドアップ投法にも挑戦するなど、その姿勢を辻監督は見ていた。「スローガン通り。自分がから破る、打ち破れってことだから。俺は1人1人の意思がそういう風に変わる勇気とか、貫き通すとか、そういう意識のもとで、キャンプをやってもらいたいと思っているから。平井はチャレンジするぞっていう気持ちで練習している」。第2クール以降も、選手の猛アピールを期待した。