8年ぶりに楽天に復帰した田中将大投手(32)が、天国のノムさんへ感謝した。野村克也氏が84歳で亡くなってから1年がたった11日、沖縄・金武キャンプ第3クール初日の練習後に取材対応した。恩師の死に「突然のような気がして、あまり実感がない」と受け止める。野村氏は07年、プロ入り時の監督。「やはり僕に、プロのキャリアを始めた時最初の監督であり、本当にプロの世界で生きていくための基礎をすべて教えていただいた監督。自分の中ではやはり特別ですし、チームの監督という立場を離れられてからも、テレビでのインタビュー、対談という企画でお話しさせていただいたり、不定期ではありましたけど、お話しする機会もあって、それが自分の中でも楽しみでした」と振り返る。
「毎年オフには(野村)克則コーチと会って、一緒にゴルフしたりとかをしている時にも『監督元気ですか』とお話ししていました。繰り返しになりますが、なんだか信じられない気持ちです」と存在の大きさをかみしめる。
日米通算177勝の実績を支える“ノムラの教え”を問われ「原点能力で外角低めをバッターにいつでも投げられるように練習しておけ」「投球は力じゃないバランスだ」「コントロールが大事だ」と3点を挙げた。「とにかく最初の頃は力任せに投げていた部分はありましたが、そこからコントロールとバランスというところを意識して投げるようになって、そこから一皮むけたというか、よくなったという実感はあったので、そこはずっと大事にやっています」。
8年ぶりの復帰。天国のノムさんは何と言葉をかけてくれるだろうか。「逆にそれは、僕が『何と言ってくれたのかな』と。このタイミングで戻ってきて、逆にどういうふうに言ってもらえるかなと思っていました」。楽天の背番号18を背負い、13年以来の歓喜を目指し、恩師へ晴れ姿を届けたい。「とにかく自分自身で恥ずかしくない姿。結果は、いい悪いは運とかもあって、そこは自分自身コントロールすることはできないですけど、自分自身やることやって最後までチームのために戦い続ける姿勢は自分自身でコントロールできると思うので、そういう姿を見ていただけたらなと思います」。



