巨人菅野智之投手(31)が、今季初実戦を2回2安打3奪三振の無失点で終えた。曇天の中、カクテル光線を浴びながらマウンドに登場。今季から取り組むプレートの一塁側を踏む新投球スタイルで、広島打線を危なげなく封じた。

オフにはポスティングシステムを申請してメジャー移籍を目指したが、交渉期限直前まで熟考した上で残留を決断。「ジャイアンツで日本一になれるチャンスをもらったと思いますし、これもまたすばらしい野球人生だと思います。まだアメリカに挑戦するチャンスは残ってると思うので、まずはジャイアンツで日本一をつかみに行けるように全力で頑張ります」と、巨人と1年契約を結んだ。

今キャンプは「S班」メンバーとして東京ドーム、那覇で調整し、登板2日前の25日には「すごく良い状態になってきていますし手応えはすごくあります」と話していた。最有力視される4年連続7度目の開幕投手に向け、巨人の絶対的エースがスタートを切った。