チームも打線も盛り上げる!ヤクルト新加入の内川聖一内野手(38)が、移籍後初アーチをかけた。

0-0で迎えた5回先頭で、巨人井納の内角139キロ直球にうまく合わせ、左翼席へ。東京ドーム開催の巨人戦では、横浜時代の10年6月27日以来11年ぶりの1発。4回まで無安打だった打線に元気を与える、オープン戦チーム初安打&同1号ソロに「1本出ることで、チームの流れが良くなってくれればという思いでもいました」と明かした。

その後6安打を重ねて計6点を挙げた打線だけでなく、ベンチの雰囲気も、がらりと変えた。おずおずと拳を出した宮本、山崎、塩見と、ソフトバンク時代から恒例となっているあごタッチのパフォーマンス。「おそるおそる手を出してたので『やるなら思い切りやれよ』と突っ込んでおきました。若い選手が遠慮せずにどんどん来てくれると、うれしい」としばき返して応えた。手元に戻ってきたホームランボールにはサインを入れ、球団を通じてプレゼントすることに決めた。「(観客の)人数が限られた中で試合をやっているので、少しでも喜んでもらえると。たくさん応募があるとうれしいですね」とファンサービスも忘れない。

青木、山田、村上の後を打つ重要な5番打者。高津監督は「今の時点では内川の『5番一塁』がしっくりくる。相手バッテリーにも、プレッシャーがかけられる5番打者じゃないか」と話し、開幕スタメンに前進した。2年連続最下位からの浮上を狙う今季、39歳を迎えるベテランがチームを支える。【保坂恭子】

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