日本ハム中田翔内野手(31)が、広島に住む家族や恩師、旧友たちの前で豪快な1発を放り込んだ。14日広島とのオープン戦(マツダスタジアム)で、3試合ぶりの2号ソロ。0-0の4回2死走者なしから、広島九里のカーブを左翼席へぶち込み「感触は良かった。しっかり、変化球について行くことができたと思います」とご満悦だ。
故郷広島に架けた凱旋(がいせん)アーチで、オープン戦2度目のマウンドに上がったルーキー伊藤を強力援護した。スタンドには家族や知人ら、応援がズラリ。「親だったり親戚は普段、試合を見られないですからね。中学校の時にシニアリーグでお世話になった人たちとか、いろいろ来てくれた」。実は前日13日から、打席に立つたび味方ベンチから「参観日、参観日」と、ハッパを掛けられていた。年に数回あるか、ないかの大切な“晴れ舞台”だった。
オープン戦打率は2割9分4厘と3割目前。出場7試合は、もちろん、すべて4番だ。「レベチ」な好調ぶりだった昨季に比べ、今年は春季キャンプ終了時、あまりの状態の悪さに自身を「ゴミ」と評したが、今は違う。「今はしっかりボールが見られているし、自分の間合いで打ちにいけている。あの…ちょいゴミ?」と、おどけ、不敵に笑った。開幕まで、オープン戦は残り5試合。真のレベチ復活へ「逆方向に、しっかりとした打球を打てるように意識したい」と、口元を引き締めた。【中島宙恵】



