広島野村祐輔投手(31)が滑り込みで2年ぶりの開幕ローテーション入りをつかみ取った。

ソフトバンクとのオープン戦に先発。130キロ中盤の直球にツーシームやカーブなど多彩な変化球を両サイド、高低に投げ分けた。的を絞らせない投球で5回2安打無四球無失点の快投。1度も二塁を踏ませなかった。「ストライクゾーンを広く使っていくのが持ち味。しっかりとそれができた」と胸を張った。

文句なしの内容で開幕の先発枠残り1枠をもぎ取った。昨年10月の「右鎖骨下静脈血栓症除去術」の影響で出遅れたものの、2軍戦で好投を続け、18日に1軍に昇格。オープン戦今季初登板で1発回答した。佐々岡監督は「祐輔らしく緩急も使いながら投げてくれた。結果も含めてナイスピッチングだった」と絶賛し、開幕ローテ入りを明言。28日中日戦(マツダ)で先発する見込みだ。経験豊富な右腕が手術からの復活を期す。

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