1年生だけで公式戦初出場の駒大苫小牧(北海道)が、叡明(埼玉)を16-2の5回コールドで下し、初陣勝利を飾った。2回に6安打と相手ミスに乗じて一挙6点。3回は2死走者なしから1番金田涼々右翼手(1年)が右越え三塁打で出塁し、2番小坂茉子左翼手(1年)の右前打で生還するなど、効果的に得点し突き放した。

切り込み隊長の金田は4打数4安打と大爆発。「3回の三塁打は内角のストレート。思い切って振っていけた。緊張せずにリラックスして試合に入れた。大事な初戦でしっかり勝ち切れたのは大きいです」と喜んだ。チームとしても先発全員となる17安打で16点を挙げ、初戦を突破した。

創部1年目の昨年はコロナ禍で公式戦がなくなったが、男子中学生などと約30試合の実戦を消化。23日に本州入りしてからは、今大会に出場している花咲徳栄(埼玉)福井工大付福井(福井)と練習試合3試合を行い3連勝。しっかり試合感を磨き、全国1勝につなげた。

男子部部長、副部長として全国制覇を経験している茶木圭介監督(43)は「プレッシャーもあったし、負ける怖さも知っていたので、緊張しました。勝った瞬間、涙が出ました」と振り返った。2回戦は29日、16年に全国高校選手権、18、19年に全国高校選抜を制している強豪、神戸弘陵(兵庫)と対戦する。金田は「背伸びせず、自分たちらしい野球で戦っていきたい」。大勝におごることなく、目の前の1戦に集中する。【永野高輔】