巨人はヤクルト戦前、3日に1軍選手、監督、コーチ、スタッフ101人に実施したPCR検査で、中島裕之内野手(38)と丸佳浩外野手(31)が新型コロナウイルス陽性と判定されたと発表した。

若林晃弘内野手(27)は再検査の必要があるとの結果を受け、この日朝にあらためて検査を受け、今晩にも結果が出る見込み。

球団は接触頻度が高かったと判断し、亀井善行外野手(38)、増田大輝内野手(27)北村拓己内野手(25)と、トレーナーやスタッフ6人の計9人を隔離した。全員、体温は平熱で、感染を疑うような症状は訴えていない。

上記の9人と残る1軍選手、監督、コーチ、スタッフの計98人にも、この日の朝に再検査を実施。東京ドームの選手エリア全域には昨日の深夜から消毒作業を行った。

チームから隔離された6選手については「特例2021」に基づいて出場選手登録を抹消し、2軍から3選手を昇格させる。ヤクルト戦前の練習には、ドラフト5位秋広優人内野手(18)、立岡宗一郎外野手(30)、香月一也内野手(24)が合流しており、1軍に昇格する見込み。これにより、午後1時に開始予定だったイースタン・リーグ楽天戦(ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉)については、巨人側から楽天に事情を説明したうえで中止となった。

巨人は2月の春季キャンプから外食や会食の自粛を徹底し、継続的にPCR検査を実施。開幕前の3月19日には1~3軍の全230人に検査を実施して陰性を確認し、1軍の97人には同27日にも検査を実施していた。