楽天が今季2度目の2連敗を喫し、今季初の3位転落となった。

先発則本昂が3回ソフトバンク・グラシアル、栗原、中村晃に適時打を許し3失点。4回以降は立ち直ったが、7回1死二塁、代打長谷川が告げられたところで降板。同じく右腕の福山が登板し長谷川を左邪飛、柳田に四球で2死一、二塁とし、グラシアルに右前適時打を打たれ、痛い追加点を許した。

前日20日同戦でフェンス直撃時の影響でむち打ちの症状を訴えた島内が今季初めてスタメンを外れた打線は、ソフトバンク和田の前に4回1死まで走者を出せなかった。6回に岡島が自身3年ぶりの一発となる1号ソロを放ち、反撃ののろしを上げた。1死から連打で一、二塁としたが、辰己、浅村が倒れ、7回以降は強力救援陣の前に無得点に終わった。

石井GM兼監督は今季初黒星を喫した先発則本昂に「出だしは良かったですけど、3点入った回はボールが若干甘くなっちゃったかなと。ただ、その後立て直してくれたので、それなりの投球はしてくれたと思う」と評価した。

7回1死二塁、左打者が並ぶ場面で則本昂と同じく右腕の福山を投入したことに「7回のところはもう1点も許せないところだったのでスイッチした。福山はゴロを打たせられるし左打者に強い。長谷川選手を打ち取って、柳田選手のところで何とか収めたかったかなと。いいところ、いいところ行き過ぎて四球という形になった。あの場面で柳田選手は左投手に対してすごく強い打者。この2連戦で状態がよくなかったので、そこで1度起こさせてしまうというのは避けたかった」と意図を説明した。

チームはソフトバンクには今季5戦2分け3敗。22日は試合がなく、23日から本拠地楽天生命パークで西武との3連戦を控える。

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