首都大学野球リーグ2部の独協大初のプロ野球選手としてヤクルトからドラフト5位指名を受けて入団した並木秀尊外野手(22)が、母校にスローボールのトスマシンを寄贈した。

22日、越谷市内の同大グラウンドで贈呈式が行われた。並木は「まずはコロナ禍でリーグ戦が開幕し、4連勝おめでとうございます。私は、まだ短い期間ですがプロの世界を経験して、レベルの高さ、自分自身の力不足を痛感しております。これからたくさんの経験・練習をし、成長していきたいと思います。これからの練習でマシンを活用してもらえるとうれしいです。独協大硬式野球部の1部昇格を願っております。頑張ってください」とコメントを寄せた。

選手たちを前に、亀田晃広監督(46)が並木の大学時代の話を披露。「足は速い。守備は普通。打撃は全然。でも努力と、先輩後輩の仲間に支えられて、目標を持って練習していた。結果的にプロ入りできた」と話した。マシンだけでなく、ヤクルトも差し入れすると本人から連絡があったという。

今まではトス打撃を行う際に選手が投げていたが、並木が寄贈したマシンで自主練習もできるようになった。チームを代表して打撃練習を行った御代川弘哉主将(4年=東亜学園)は「優しい先輩です」と感謝していた。

同じ外野手で、大学時代にはともに自主トレを行っておりアドバイスをもらっていた。リーグ戦の開幕前には「頑張れ」とメッセージが届いた。

並木が出場した試合は、すべてチェックしている。「足が速い並木さんでも、盗塁を刺されるプロのレベルの高さを感じました」という。並木の目標でもあった悲願の1部昇格へ、「あのマシンで1部に昇格できるように頑張ります」と意気込んで練習へ向かった。

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