巨人が2連勝で、首位阪神との直接対決3連戦の勝ち越しを決めた。

初回から阪神先発の秋山を完全に攻略。1死一、三塁で21日に2打席連続本塁打で覚醒の予感を漂わせた4番岡本和真内野手(24)が左中間に2点適時二塁打。6番重信慎之介外野手(28)も左前適時打と、1回に3点を先制した。2回には8番吉川尚輝内野手(26)の2号ソロ、キャプテン坂本勇人内野手(32)の3号2ランでリードを6点に。7回に香月一也内野手(25)、8回には梶谷隆幸外野手(32)のソロでダメ押しした。

先発の高橋優貴投手(24)は6回105球、6安打3失点で、巨人では19年山口俊以来となる開幕から4戦4勝をマークした。

今日23日からは4位広島との3連戦(東京ドーム)。先発は足の違和感から9日に復帰し、前回登板の16日DeNA戦(横浜)で今季初勝利を完封で飾ったエース菅野智之投手(31)。3試合連続2ケタ安打と上り調子な打線には、新型コロナウイルスの陽性判定を受けて離脱していた巨人中島宏之内野手(38)丸佳浩外野手(32)若林晃弘内野手(27)ゼラス・ウィーラー内野手(34)が加わる予定。加速度をつけて、一気に連勝街道へと突入できるか。

 

22日阪神戦後の、原辰徳監督(62)の主な一問一答は以下の通り。

 

-先発高橋が開幕から4戦4勝

そうですね、もう少し変化球の精度が。今日はちょっと苦しんだようですけども、粘り強く3点に抑えたというところは成長の跡が見えるっていうところでしょうね。

-打線は序盤から主導権を握った

そうですね、初回のピンチの中、即座にチャンスに変えたのは、非常に大きかったと思いますね。

-香月の1発も大きい

何となく、流れが少し止まっていたような状況だったので、そういう意味では非常に価値のあったホームランです。

-首位阪神に2勝1敗

対戦成績が五分になったわけでしょう? これから、まだまだ長い戦いが続くというところでしょうね。

-丸、中島、若林、ウィーラーについて

明日から来ます、4人。

-チーム状態がいい中に加わる

1チームでやっているわけですから。本人たちもまた新たな気持ちで来るでしょうし。チーム状況というものは決して悪い状態じゃなくてね、良い状態の中で来るわけですから。彼らも緊張感を持って、明日からゲームに臨んでくれると思いますよ。

-新外国人で2軍調整中のスモークとテームズは、もう少し時間をおく

まだ、もう少し(時間が)必要でしょうね。