ヤクルト村上宗隆内野手が、4回の第2打席で本塁打を放ち、両リーグ最速の20号に到達した。

無死一塁で、ソフトバンク和田の真ん中に入った128キロスライダーをバックスクリーン右へ運んだ。「1打席目に三振をしてしまったので、この打席はしっかり修正して打席に入りました。良いスイングができたと思います」とコメントした。ヤクルトの選手が両リーグ20号一番乗りとなるのは、12年バレンティン以来9年ぶり。ソフトバンクのベンチに座る強打の助っ人の前で、決めた。

今季は3、4月に10本塁打と量産したが、5月は4本塁打とややペースを落とした。ここにきて状態を上げ、6月に入ると、12試合で6本目。初の打撃タイトル獲得へ、ペースを上げてきた。

◆村上宗隆(むらかみ・むねたか)2000年(平12)2月2日生まれ、熊本県出身。九州学院から17年ドラフト1位でヤクルト入団。日本ハム清宮の外れ1位として、3球団が競合した。プロ入り後、捕手から内野手に転向。1年目の18年9月16日広島戦でプロ初打席初本塁打。2年目の19年に36本塁打を放ち、新人王を獲得。120試合制の昨季も28本塁打。188センチ、97キロ。右投げ左打ち。

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