楽天がオリックス山本由伸投手(23)を追い詰めるも、1歩及ばなかった。

山本が先発転向した19年以降、8戦5敗と封じられている。2位オリックスに2・5ゲーム差と広げられた。

1回、先頭山崎剛が右前打で出塁。鈴木大が送り、1死二塁としたが、後続がつながらず無得点。2~6回は単打2本に抑えられ、二塁も踏めない。

それでも3点を追う7回、反撃に転じる。先頭茂木が四球。1死を挟み渡辺佳が二塁打で二、三塁とすると、2死から山崎剛が内角直球に詰まりながらも右前へ2点適時打で、1点差に詰め寄る。

8回も1死から島内が遊撃内野安打で出塁。岡島の併殺崩れを挟み、2死一塁から茂木が右翼線へ強烈な当たりを放つ。一走岡島は三塁へ蹴り、本塁へ突入。だが、相手の中継プレーに阻まれ、本塁で憤死。リクエストも判定は覆らなかった。この日西武を下した首位ロッテには5ゲーム差となった。