ソフトバンクの育成2位、仙台大・川村友斗外野手(22)が15日、宮城県内の同大で指名あいさつを受けた。「まだ、実感が湧かないですけど、頑張るぞっていう気持ちがあります」と気持ちを新たにした。

出席した福山アマスカウトチーフは「一番の長所は長打力。打撃の方を評価させていただきました。育成指名ではありますけども、1日でも早く1軍の戦力になっていただきたいと思います」と話した。同大から19年育成2位指名でソフトバンクに入団した大関友久投手(23)は、今季支配下登録を勝ち取り1軍で活躍中だ。同アマスカウトチーフは「育成選手としてのスタートですけどグラウンドでは横一線ですから、実力を出した者が栄光を勝ち取れる。サクセスストーリーのある球団ですから、川村くんにも、その道を歩んでほしいなと思います」と、大きな期待を寄せた。

走攻守3拍子そろった外野手で、目標の選手にはチームメートになる柳田悠岐外野手(33)を挙げる。川村は「走攻守のすべてでハイレベルな選手になりたいですけど、育成選手ということで、支配下の選手には足りない部分があると思うので、必死に野球をやって、1日でも早く支配下に上がりたい」と言葉に力を込めた。