広島は3日、高橋大樹外野手(27)、桑原樹内野手(25)、永井敦士外野手(21)の3選手と来季の契約を結ばない旨を通告したことを発表した。

高橋大は鈴木誠と同期で、龍谷大平安(京都)から12年ドラフト1位で入団。高校通算43発で右の長距離砲として期待されたが、プロ9年間で1度も1軍に定着することができなかった。今季の1軍出場0試合。通算49試合に出場し、79打数20安打の打率2割5分3厘、1本塁打、3打点だった。

高橋大は目に涙を浮かべながら「良い時もあったし、しんどいことが多かった」とカープでの9年間を振り返り「この1カ月は覚悟して過ごしてきた。これからトライアウトを受けることを目標にして、そこに向けて頑張っていきたい」と力を込めた。同学年で同期入団の鈴木誠については「あいつにないもので勝負しようと思いましたけど、どれも歯が立たなかった。日本の4番ですし、自分と比較するのは違うと思います」と話した。

桑原は常葉学園菊川(静岡)から14年ドラフト5位で入団。6年目の昨季に1軍デビューを飾り、1軍戦通算3試合の出場で0安打だった。二松学舎大付(東京)から17年ドラフト4位で入団した永井は、1軍に1度も昇格することなく、チームを去ることになった。