“新生”九州国際大が、春5連覇を目指す福岡大に10-9のサヨナラでシーソーゲームを制し、元ヤマハ内野手の河野拓郎新監督(30)は初勝利を挙げた。

7回の2ランで9-9に追いつき、迎えた9回2死二塁。8番川村徹内野手(4年=松浦)の遊撃内野安打で勝負を決めた。

河野監督は、昨秋リーグ戦限りで勇退した伊藤健治総監督(71)のあとを継ぎ、ヘッドコーチから昇格する形で今春から指揮。ヤマハで内野手として7年間プレーした当時の練習法導入で打線を強化した。その成果が実り、15安打10得点で打ち勝った。

河野監督は、開幕2戦目での初勝利に「選手の頃より試合は疲れる」と照れ笑い。「粘り合いで今日勝てたことは自信になる」と選手をたたえた。