楽天で隔離療養していた西口直人投手(25)とアラン・ブセニッツ投手(31)が12日、チームに合流した。楽天生命パークでの全体練習に復帰。西口はブルペン投球を行い、13日にはシート打撃登板で実戦感覚を取り戻す予定。西口は「正直チームがすごく調子もよくて、自分の中ではすごく悔しいようなことを思っていた。早く合流してチームのために投げたいと思っていたので、こういう形で合流させてもらえてすごくうれしいです」と心地よい汗を拭った。

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チームにとって頼もしい2人が帰ってきた。1日に新型コロナウイルスの陽性者として離脱が発表。10日の間、中継ぎ陣は安楽、松井裕が奮闘。離脱前のオリックス戦で西口は、156キロをマークし自己最速を更新していた。「自分の中でも今までにないような力が出た。正直びっくりしたんですけど、自分でもこれくらい投げられる自信はつきました」。離脱中はウエートや体幹トレーニングで負荷を掛けていた分、投球感覚は落とさずに合流できた。

順調にいけば公式戦に早期復帰し、ブルペンに厚みをもたらすことができる。「あとはしっかりバッターに対してどう投げられるか。試合を意識した練習をしたい」と西口。ブセニッツも「試合で投げるのが待ち切れないです。チームを離れる前も状態は良かったので、早く感覚を取り戻してチームに貢献したいですね」。野手ではイースタン・リーグで小深田が出場した。オリックス3連戦は中止となったが、徐々に復帰を待ちながら戦力を充実させていく。