広島は当面、坂倉将吾(23)を三塁一本に専念させる方針を固めた。今季、新たに挑戦する三塁でチーム最多31試合に出場。開幕直後にミスが見られた守備は日に日に安定感を増している。

打撃では全試合5番としていずれもリーグ4位の打率3割1分8厘、28打点と、大きな得点源となっている。

捕手との二刀流による負担を減らすととともに、三塁の代役が手薄なチーム事情から判断された。三塁専念は期間限定で、倉バッテリーコーチは「捕手をやめるということではない。育成という面もあるけれど、チームの現状を見て(の判断)。サード守備が安定しているのも大きい」と説明した。

捕手は22日中日戦までの2試合でゼロ封勝利を導き、打撃でも長打を記録した会沢と磯村が交流戦では先発マスクをかぶることになる。「5番三塁・坂倉」が鬼門突破へのキーマンといえる。

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